2020年 の記事
感染性胃腸炎に気を付けて!
インフルエンザが流行らない、と、ホッとしていたのですが、感染性胃腸炎が大流行してしまいました。
ノロウイルス・ロタウイルスは、アルコールでは消毒できません。
吐物・下痢の処理は、手袋を着用の上、次亜塩素酸(キッチンハイターの成分)で消毒しましょう。
★吐物・便の処理には約0.1%濃度の希釈液
(作り方)水500ml(ペットボトル1本) + キッチンハイターなどの塩素系漂白剤10ml
★トイレのドアノブ、便座、衣類の消毒には約0.02%濃度の希釈液
(作り方)水2L + キッチンハイターなどの塩素系漂白剤10ml
お子さんだけでなく、ご家族にも感染します。
充分ご注意ください。
院内感染対策 強化のお知らせ
新型コロナウイルス院内感染対策として、以下の追加を行っております。
①ソーシャルディスタンスをできるだけ確保するため、お子様の受診時の付き添いは、大人お一人とさせていただきます。(乳児健診・予防接種も含みます)
②受付に防護シートを設置しております。お声が届きにくいかと思います。申し訳ありません。
③院内のおもちゃ、絵本はすべてお休みさせていただいております。
ワニのおもちゃが好きなお友達、ごめんなさい。。
目指していたアットホームなクリニック、とは少し様相が違ってしまっていますが、新型コロナウイルス感染が落ち着くまで、当院を安心して受診していただけるよう十分に気を付けたいと思っております。ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
予防接種はした方がいいですか?
新型コロナウイルス感染を心配され、「予防接種のために受診しない方がいいのでは?」というお問い合わせが増えてきました。
ご心配ですよね。ウイルスは目に見えないので、尚更のこと。。。
私個人の意見ですが、乳幼児で罹患すると命に関わる他の感染症はしっかり予防した方が良いと思います。百日咳も、細菌性髄膜炎も、感染性胃腸炎も。。。現時点では、これらの疾患にかかっても、熊本は小児の集中治療体制が整っているので、適切な対応をしていただけます。けれど、もし、その集中治療を、コロナ感染で重篤になったお子さん達が多数必要としたら。。。。医療が崩壊してしまいます。
予防接種で防ぐことができる病気はしっかり予防して、出来るだけ重症化しないように。。。
当院では、待合室を2つ設けており、便秘、アレルギー、低身長、スキンケア、予防接種や乳児健診などのお子さんは、専用の待合室にご案内しています。ご心配であれば、車でお待ちいただくことも可能ですので、お声掛けくださいね。
木曜日の診療時間:12時までに変更
4、5月の木曜日は、12時にて診療終了させていただきます。(受付は11:45まで)
新学期になりましたね。
昨日、少し大きな、真新しい制服を着て、桜が舞い散る正門に向かって歩く高校生に、「おめでとうー」と叫びたくなりました。
今日は小学生も始業式ですね。少しでも早く、またこども達の笑い声が響く生活が戻ってきますように。
コロナウイルスとBCG
コロナウイルスで、暗いニュースが続く中、少し明るいものがありました。
日本は、結核感染に対しては、流行国であり、今でも多くの結核の患者さんがいらっしゃいます。なので、あの「ハンコ注射」をしている訳ですが、生後5ヶ月から接種するこのワクチン、針が多くて見た目がとても痛そうです。接種する私も、いつも「結核から守ってもらえますように」と祈りながら接種しているのですが、なんとコロナウイルス感染にも効果があるかもしれないとのこと。結核以外の感染症に対して、免疫能を発揮することがあるようです。抗体自体は、15年ほどしか持たないのですが、こどもたちには有効だといいな。。。
オーストラリアでは治験が始まるとのことです。
いい結果が出ますように。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200327/k10012354671000.html
院内感染対策のため
当院では院内感染対策のため、以下を励行しております。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
①来院時、帰院時は、アルコールで手指消毒をお願いします
②換気のため、窓を開けたまま診療しております。寒い時は床暖房で調節いたしますので、お声かけください
③咳、発熱されている方は、出来るだけマスクの着用をお願いします
母子手帳を見直してみましょう!
新型コロナ感染によるイタリアやスペインの医療崩壊のニュースを見るたびに、とても胸が痛みます。と同時に、ワクチンがなかった時代は、麻疹も、インフルエンザも、こうやって多くの方が亡くなっていたのだと、改めて予防接種の重要性を感じています。
我が家にもこども5人おりますが、予防接種がもれそうになることがしばしば。。せっかくの機会ですし、見直してみてはいかがでしょうか。
見直しのポイント、最新の情報をお伝えします。
★2回目の接種がおすすめ
水痘:空気感染ですので、一緒のお部屋にいるだけで感染します。学年が上がると、きついですし、全ての発疹がかさぶたになるまで外出できませんので、長くお休みする必要があり、一度感染してしまうと、免疫力が落ちた際に帯状疱疹(とても痛いそうです)として症状が出てしまいます
おたふくかぜ:2015年から1年程度の調査で、300人以上の難聴の方が報告されています。残念ながら、聴力が回復しない方も多く、耳鼻科の先生方からは、予防接種をすすめて欲しい、とのお話をいただいています。
★二種混合→三種混合がおすすめ
11歳での二種混合は、できれば三種混合がおすすめです。二種混合には、「百日咳」のワクチンが入っていません。実は、この百日咳、流行しています。お父さんが会社でもらってきて、お子さんが。。。というパターンも。本当に百日間咳が続き、鎮咳薬が何も効かないのでとても苦しそうです。夜間眠れない、というお子さんがとても多いです。三種混合は自費になってしまいますが、お電話またはWEBで予約をお受けしています。
★子宮頸癌ワクチン
日本では、1年間で約3600人の方が子宮頸癌で亡くなっています。毎日10人、どこかでこの病気と闘っていらっしゃる方が命を落とされている。。。この中には、20代の方や、まだ小さなお子さんをお持ちのお母さんも含まれます。産婦人科の先生方は、とても悔しい思いをされています。諸外国では、子宮頸癌の患者さんは激減しているのですが、日本だけは患者さんが増える一方です。。
三姉妹を育てる母として、もちろん性教育も重要ですが、子宮頸癌ワクチンと検診をしっかりと受けさせたいと思っています。
産婦人科の先生方のご意見です
http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4
こども達のお留守番:安全チェック!
学校がお休みになり、2週間が経ちました。
私のこども達も、家の中だけでは収まることが出来るはずもなく。。。こども達もストレスがたまりますね。
仕事をしている間、心配になります。こども達だけでのお留守番、安全に過ごしていて欲しい、と。
小児科学会から、お留守番の注意点をまとめたレポートが出ています。今回のコロナ騒動だけでなく、今後も役に立ちそうです。
http://www.jpeds.or.jp/modules/general/index.php?content_id=29
事故予防、もう一度ご家族で確認してみてくださいね!
新型コロナウイルス第2報 2/27
おはようございます。
新型コロナウイルス、ますます心配になりますね。。
5日以上37.5度が続く+咳、などは、こどもたちの風邪として多い症状であり、まずは一般的なウイルス感染を考えて診療しています。実際、ヒトメタニューモウイルス気管支炎やインフルエンザの方が多いようです。
日本小児科学会の情報を共有させていただきます。
再度長文になりますが、ご参考になれば幸いです。
新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(2020年2月27日現在)
昨年12月に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、武漢市を中心に大規模な流行が認められ、日本における患者報告数も増加しています。小児の患者に関する情報は世界的にも限られていますが、国内においても数例の報告があり、子どもの感染者を想定した診療が必要になっています。また、感染対策は重要ですが、可能な範囲で通常の日常生活を続けることも子どもの成長や発達には不可欠なことです。
当委員会では、現時点で想定される小児患者に関する疑問についてQ&Aを作成いたしました。なお、本見解は現在の疫学情報、数少ない報告や、過去のコロナウイルス感染症を踏まえたものである事にご留意ください。また状況に応じて今後内容は更新する予定です。
Q 子どもが新型コロナウイルスに感染するとどのような症状がでますか?
A:現時点では情報が少なく、分からない点が多いです。中国からの報告では、2020年1月30日時点で確定診断のついた9,692人中、小児(生後1か月から17歳)患者は28人のみでした。しかし、2月11日には小児の感染者数は965人にものぼっています。これまでの報告もあわせると、家庭内において感染している例が多く、発熱、乾いた咳、倦怠感を訴える一方で、鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ない様です。一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状を認めました。血液検査でも明らかな特徴はありません。胸部エックス線検査や肺のCT検査を行うと肺炎が認められる患者もいますが、ほとんどが1ー2週で回復しています。感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、子どもは正確に症状を訴えられない事に注意しなければなりません。
Q 子どもの新型コロナウイルス感染症は重症化しますか?
A: 今のところ、成人が感染し、呼吸不全を呈し、重症化した報告はありますが、小児患者が重症化したという報告は稀です。しかし、成人同様に感染後1週間ごろより呼吸状態が急速に悪化する可能性も指摘されています。なお、別の種類のコロナウイルスによる感染症である重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)では小児の患者の多くは比較的軽症であったことがわかっていますが、一部重症化したという報告もあります。
Q 小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもに関して特に注意すべきことはありますか?
A: 一般的に小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもの呼吸器感染症は重症化する可能性があります。ただ基礎疾患ごとにリスクや対応は異なりますので、かかりつけの医師にご相談ください。また、周囲の人が感染しないように気を付けることが重要です。
Q 母乳はやめておいた方がいいですか?
A: 母親が感染している場合は、接触や咳を介してお子さんが感染するリスクがありますので、直接の授乳は避ける必要があります。母乳自体の安全性については現時点では明らかではありませんが、中国からの報告では、感染した女性6名の母乳を調べたところウイルスは検出されなかったと報告されています。従って、母親が解熱し状態が安定していれば、手洗い等を行った上で搾乳により母乳を与えることは可能と思われます。
Q 子どももマスクはしておいた方がいいですか?マスクが出来ない場合はどうしたらいいですか?
A: 感染している人のくしゃみや咳に含まれる飛まつを直接浴びないという観点からは、マスクをすることの利点はあるかと思いますが、小さなお子さんでは現実的ではないと思われます。子どもの患者のほとんどは、家庭内において親から感染していますので保護者の方が感染しないこと、感染した方から1-2メートル以上の距離を保つことがお子さんの感染予防につながります。
また、ウイルスに汚染されたおもちゃや本などに触れた手で、口や鼻、目を触ることでも感染しますので、手洗いや消毒も大事です。
Q 子どもの症状が新型コロナウイルスによるものかもしれないと思ったら早めに医療機関を受診した方がいいですか?
A: 現時点(2020年2月27日)において、国内で新型コロナウイルスに感染している小児は数例に留まっています。インフルエンザも含めた他のウイルスによるものと考えるのが妥当です。
また、新型コロナウイルス感染症を疑って一般の医療機関や休日夜間急病診療所等を受診しても、診断を確定するための検査はできません。むしろ受診によって新型コロナウイルスの感染の機会を増やす危険性があることを念頭におく必要があります。
さらには、新型コロナウイルス感染の軽症者に対する特異的な治療法はありません。今の段階では、呼吸数が多い、肩で息をする、呼吸が苦しい、唇や顔の色が悪いなど、肺炎を疑う症状があり、入院加療が必要と考えられる場合を除いては、新型コロナウイルス感染症を心配して医療機関を受診することはお勧めできません。
なお、厚生労働省からの新型コロナウイルス感染症を疑う基準では、「37.5℃以上4日」とありますが、この基準では、小児の「風邪」の多くが当てはまってしまいます。この基準は成人・高齢者では適当ですが、小児では実際的ではなく、帰国者・接触者相談センターへの電話の機会を増やし、回線が通じにくくなる可能性を高めます。
小児では、原因不明の発熱が続く、呼吸が苦しい、経口摂取ができない、ぐったりしているなどの様子が見られるときは、速やかに医療機関を受診してください。ただし、小児であっても濃厚接触者や健康観察対象者である場合は、まず地域の帰国者・接触者相談センターにご相談ください。
Q 病院における面会は全面的に禁止したほうが良いですか?
A: 入院中の子どもにとって保護者の方との面会は非常に重要です。小児への面会については、必要最小限の人数に絞り、感染対策を強化しながら継続が望ましいと考えます。また、面会者の方は、自宅で体温を測り、咳、鼻汁、下痢、嘔吐などの症状がない事を確認した後、子どもの面会前には、手洗いとマスク着用などの感染対策を守ることなどの協力が必要です。
Q 保育所、幼稚園、学校などに行くことは控えたほうが良いでしょうか
A: 現時点では、国内の小児の患者は稀で、成人の感染者からの伝播によるものですので、保育所、幼稚園、学校などへの通園、通学を制限する理由はありません。しかしながら、地域で小児の患者が発生した場合、またはそれが想定される場合には、一定期間、休園や休校になる可能性があります。今後の地域での流行状況に応じて、臨機応変な対応が必要となりますので、お住まいの地方自治体からの指示に従ってください。
また、各家庭内で感染者がでた場合は、その子どもは濃厚接触者として登校、登園を控えることになります。また、厚生労働省から微熱や風邪の症状がある場合は、登校、登園を控えるようにという推奨が出ています。それらを守っていただく事が大事です。
熊本高校正門前から徒歩1分
お車でお越しの方
熊本市中央区新大江1丁目12-16
(駐車場20台完備)
公共交通機関でお越しの方
熊本都市バス熊高正門前下車徒歩1分
〒862-0972
熊本市中央区新大江1丁目12-16
TEL:096-361-3939(みらいすくすく)
一般 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 08:30-12:00 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 13:00 まで (受付12:45まで) |
午後 15:30-18:00 (受付終了時間 17:45) |
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時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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14:00-15:30 | ◎ | ◎ | ◎ | / | ◎ | / |
木・土曜午後、日祝日 |